広まる臍帯血移植
骨髄移植と同様に期待される臍帯血移植
スポンサードリンク
さまざまな細胞に分化できる能力や何度も分裂し増殖する能力を併せ持つ幹細胞は、骨髄の中に存在するとされていました。
白血病や再生不良性貧血など、難治性の血液病の治療として行われている骨髄移植はよく知られていますよね。
正常な血液を造り出せなくなった患者さんの骨髄を、抗ガン剤や放射線によって壊し、健康な人の骨髄を移植する方法です。
骨髄移植で重要なのは、骨髄液に含まれている造血幹細胞で、この造血幹細胞が分裂して赤血球や白血球、血小板などを造り出す細胞になって増殖し、健康な血液を造るという仕組みです。
しかし、最近の研究によって、造血幹細胞は骨髄の中に限らず、臍帯血中にも存在することが明らかになり、骨髄と同じような効果が期待できるものとして、臍帯血を移植する治療法が行われるようになってきました。
臍帯血移植の歴史
ここで、臍帯血移植についての歴史を見てみましょう
(以下、日本臍帯血バンクネットワークのホームページより抜粋)
臍帯血中に造血幹細胞が発見されたのは1982年。
世界初の臍帯血移植は1988年にフランスで行われました。
日本では、1994年に日本で初めての臍帯血移植が実施されています。
その1年後の1995年に、公的な臍帯血バンクが設立されました。
ちなみに、日本骨髄バンクが発足したのは1991年です。
国内初の臍帯血移植は血縁者間の移植でしたが、臍帯血バンクを介した非血縁者間の臍帯血移植は1997年に初めて行われています。
その後、血縁者間はもちろん、非血縁者間の臍帯血移植件数も毎年増え、2003年には非血縁者間の臍帯血移植が1,000例、2008年には5,000例を突破しています。
臍帯血移植の歴史は非常に浅いものですが、移植件数の増加を見ても、臍帯血移植が有効的な治療法になってきていることがわかります。
実際に、これまで定着していた骨髄移植に加え、臍帯血移植が行われるようになってから、造血幹細胞の移植を必要としている患者さんが移植を受ける機会がかなり増えてきているとのことです。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 注目されている臍帯血
- 臍帯血とは‥ 臍帯血とは、母体と胎児をつなぐ臍帯(へその緒)と母体の胎盤の中にあ......
- 臍帯血バンクと骨髄バンク
- 臍帯血バンクと骨髄バンクのシステム 骨髄移植のために骨髄バンクがあるように、臍帯......
- 臍帯血移植と骨髄移植
- 臍帯血移植の方法 臍帯血移植は、どのような方法で行われるのでしょうか。 出産時に......
- 臍帯血移植のデメリット
- 採取量・幹細胞数が少ない 臍帯血のいちばんのデメリットは、採取できる量が少ないこ......
- 臍帯血移植のメリット
- ドナーの負担なし 臍帯血移植の最大のメリットと言えば、ドナー側の負担がないという......
