臍帯血移植のデメリット
採取量・幹細胞数が少ない
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臍帯血のいちばんのデメリットは、採取できる量が少ないことのようです。
一つのへその緒からは、少なくて30cc程度、多くて150cc程度で、平均70~80cc位しか採取できないのだそうです。
骨髄の場合は、一度に800cc~1000cc程度採取できるそうですから、かなり少ないことがわかりますね。
ちなみに、移植する量は患者さんの体重によって異なってくるのだそうです。
臍帯血は、患者さんの体重1㎏あたり3~5cc程度必要とされているため、現在日本では、子供の患者さんへの移植がほとんどのようです。
また、臍帯血中に含まれる幹細胞の数が少ないため、患者さんの体内で新しい血液を造り始めること、いわゆる生着に時間がかかったり、うまくいかなかったりすることもあり、感染症にかかる危険性も高いと考えられているようです。
移植症例数が少ない
臍帯血移植の歴史が浅く、骨髄移植に比べてまだまだ移植の症例数が少ないことも挙げられています。
骨髄移植の症例数は、2008年12月現在で1万例を超えていますが、臍帯血移植では、同じ2008年12月現在で5千例に達したほどです。
確かに、非血縁者間の骨髄移植が実施されたのは1993年、臍帯血移植においては1997年と、開始された時期も異なりますが、伸び率を比べてみても、骨髄移植には追いついていないのが現状です。
この理由は、やはり臍帯血の採取量が少ないことも関係しているようです。
臍帯血の採取量が少ない分含まれる幹細胞の量も少なく、大人の患者さんに移植するには十分な量ではないとされているため、なかなか症例数が増えないでいるとも言われています。
デメリット克服のために
臍帯血移植におけるデメリットを克服するために、現在も研究が進んでいます。
臍帯血に含まれる幹細胞の数が少ないという点においては、複数の臍帯血を一緒に移植する「カクテル移植」や、幹細胞を事前に増殖させてから移植する方法が試みられているようです。
骨髄に劣らない幹細胞の供給源として、臍帯血がさらに利用されるようになることが期待されますね。
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