民間臍帯血バンクに求められること

臍帯血の私的保存は賛否両論

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臍帯血を民間の臍帯血バンクで私的に保存しておくことは、欧米ではすでに広まっていて、その利用者も少なくありません。

日本においても、産科施設や育児雑誌などで民間臍帯血バンクが知られるようになってから、利用者数も少しずつ増えてきているようです。

しかし、臍帯血を私的に保存することについては、賛否両論があるようで、民間臍帯血バンクに求められることも少なくないようです。

実際に臍帯血を本人に使うことはあるのか、民間企業の臍帯血の保存方法はしっかりしているのかなど、臍帯血の私的保存について疑問を持つ人もいます。


民間臍帯血バンクを利用する際の注意点


公的臍帯血バンクである日本臍帯血バンクネットワークが挙げている民間の臍帯血バンクと契約をする際の注意点を、以下に簡単にまとめてみました。

●凍結保存した細胞を、将来移植に使用するには、十分な細胞数(移植する患者さんの体重1㎏あたり2000万個以上の細胞)が必要とされているため、保存を依頼する際には細胞数を、また、凍結された細胞を融解したときにどれくらいの細胞が生きているのかを確認することが重要。

●移植用の細胞に細菌などが混入していると非常に危険なので、臍帯血を採取する際に細菌が混入する危険性がないことを確認することが必要。

●白血病など造血器疾患の発生率は10万人に数人、そのうち移植が必要な患者さんは2~3割、つまり、10万人に1人程度のため、私的保存した臍帯血を本人の移植に使う可能性はほとんどない。

●現在、造血細胞移植が必要な病気にかかった場合は、自分の骨髄細胞か、骨髄バンクや臍帯血バンクを利用するのが一般的で、世界的に自分の臍帯血を使った移植については、確かな臨床的データがほとんどない。

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